あぁ、何で。 何で思い出してしまうの? 〜幼い頃の記憶〜
「お祖父ちゃんっ。」 「何だ、パン?」 「どうして、鳥さんはお空を飛ぶの?」 「うーん、どうしてだろうなぁ。」 「じゃあ、どうして鳥さんだけ翼があるの?」 「何でかなぁ?」 「じゃあ、どうして人には“翼”が無いの?」 「質問ばっかだな、パンは。」 「だって、気になるんだもん! お祖父ちゃん、答える気あるの?」 「オラは、答えられねぇよ。」 「どうして?」
「だって、そういうもんは自然に出来たもんだろ? そういうもんはオラ、てゆうか、人にはわからねぇんだ。」
「うー・・・。」 頭が重い。 あぁ、そうだ寝ちゃったんだ、私。 パンはそう思った。 「パン?」 子供の声がした。 声のほうを向くと、独特の髪型の少年がこっちを見ている。 その少年は、パンの実の祖父“孫悟空”なのだが。 今から1年程前。 黒い星のドラゴンボール究極ドラゴンボールが、ピラフ一味により、復活してしまい。 そして、その場に居た悟空を手違いで、子供の姿にしてしまって。 それで、究極ドラゴンボールを探しに悟空とトランクス、パンは宇宙へ探しに行ったけれども。 だけど、色々ごだごだがあって。 結局元に戻れなかった。 そして今に至る。 「・・・あー、何?」 「おめぇ、寝てたよな?」 「寝てたけど。」 「疲れてんのか?」 「・・・かもねー・・・。」 寝たほうがいいぞ、と悟空が言うと、わかってるわよ、というような顔でパンは彼のほうを見た。
「お祖父ちゃん。私、小さい頃の夢見てたんだ。 『どうして人には翼がないか』ってお祖父ちゃんに言ったこと。」 「あー、そういやおめえ、言ってたなぁ。 オラ、何て答えて言いかわかんなかったもんなー。」 「でもさ、私、今なら答えわかるんだ。」 「何だ?」 「人はさ、心の中に翼を持ってるんだと思う。 自分が望む場所へ羽ばたく為のね。 其れは、人それぞれ違うんだけどね。」 「・・・難しいこと言うなぁ。」 「煩いわね。いいでしょ、別に。」 「でも、まぁそれがおめえの出した答えならいいんじゃねえか?」 人は何故幼い頃を思い出すのだろう。 それはきっと現在 に疲れたからだろう。 だから、1度過去を思い出すんだ。 前に進むために。 終 後書き 今回はKaoさんとの合作です!相互記念ということで。 私が先に小説を書き、それにKaoさんが挿絵を描くみたいな感じでした。 今回は悟パン(もどき)です。あんまラブくないので・・・。 で、返ってきたのがこんな素敵な絵ですよー!!しかも2枚! PCの前でニヤニヤしてしまいました。(苦笑 Kaoさん、ありがとうございましたー!
『ドラゴンボール』関係で知り合った虹風さんから、相互リンク記念という
ことで頂きました。
虹風さんから「何かSSのリクエストがあれば」と言うお言葉をいただき、
それならと思ったのですが、まぁアホな自分のことです。
碌な案を思いつかなかったので、逆に強引に“合作”ということでお願いを
したという真相があったりしますw
しかも、(多分)私が基本的に悟空×パンで同人していることに配慮まで
して、悟パンものにしてくださったのです。
虹風さん、どうもありがとうございました。